6つの基本原則からなるのがダウ理論。テクニカル分析の最も基本的な理論です。
多くのFX利用者が使っているテクニカル分析がダウ理論です。
FXでは、様々なテクニカル分析、様々な理論が使われます。その中でも代表的な理論が「ダウ理論」というものです。ダウ理論とは、チャールズ・ダウがウォールストリートジャーナルに執筆した6つの基本原則のことです。チャールズ・ダウは、ニューヨークダウ平均を算出する「ダウ・ジョーンズ社」を設立した人物です。
ダウ理論は、6つの基本原則からなっている、テクニカル分析の基礎ともいえる理論で、FXだけではなく株や商品先物など、あらゆる相場で使われます。
ダウ理論は常に変動をする市場価格の今後の展開を予測するために用いられるテクニックを体系化したものです。
ダウ理論は、6つの基本原則からなっています。
これは、テクニカル分析における基本です。需要と供給で決定される価格は、全て市場に反映されます。恐慌や災害、テロや地震などの予測不可能なことであっても、それらは全て市場の価格に取り込まれていくことになります。結果としてチャートは、全ての事象を織り込んだ値動きをします。
トレンドというのは市場の方向性のことです。ダウ理論では、主要トレンド(メイントレンド)、二次トレンド(マイナートレンド)、小トレンドという3種類のトレンドに分類されます。主要トレンドは1年〜数年の長期トレンド、二次トレンドは3週間から3ヶ月の中期的なトレンド、小トレンドは3週間以内の短期トレンドのことを指します。3種類のトレンドが上り調子(上昇トレンド)なのか、下り調子(下降トレンド)なのかを分析することが、ダウ理論の基本になります。
この3種類のトレンドは、小トレンドは二次トレンドを調整する役割があり、二次トレンドは主要トレンドを調整する役割があります。
主要トレンドは、3段階からなります。第一段階は、先行型の投資家などの買い集めの段階。第二段階はトレンドに追従する投資家などが参入をはじめる段階。第三段階は一般投資家が参入し、その一方で第一・二段階の投資家が反対売買をおこなう段階です。
工業と鉄道など、同じ動きをしやすい指数平均チャートで、同じシグナルを出すまではトレンドが転換したとは見なさない。お互いのチャートで近い時期にシグナルを出した場合、トレンドが転換したと見てもよい。
トレンドが転換するシグナルを確認する場合、出来高でも変化がある。基本的に上昇トレンドの初期段階では出来高は増加し、その反対に下降トレンドでは出来高が減少します。
トレンドが転換する場合は、明白な兆候、シグナルがあるとして、そのシグナルが無い場合にはそのトレンドが継続する、としています。ら下降、または下降から上昇への転換)には明白な兆候があるとし、 その兆候が無い場合には、そのトレンドが継続するとしています。