逆指値注文とは

現在価格よりも下がったら売り、上がったら買う注文方法です。

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損失の拡大を防ぐのに便利なのが逆指値注文です。

逆指値注文とはなにか?

FXの逆指値注文とは、現在のレートと比べて、「価格が上がったら売り」「価格が上がったら買い」という、指値注文の逆の注文方法です。現在よりも高い値段で買わないといけない、または安い値段で売らないといけないため、不利な値段でオーダーを出すことになります。

しかし、逆指値注文には様々なメリットがあるのです。

損失の拡大を防ぐ

株式市場であっても外国為替市場であっても、相場というものは必ず予想通りに行くわけではありません。初心者だけではなく上級者でも、予想外の出来事が起きたりして、全く予想していない動きをすることもあります。そのような場合であってもできる限り損失を小さくしたい、あらかじめ損失の範囲を限定しておきたいというときには、逆指値注文というのは非常に便利です。

相場が1ドル=114円50銭ほどだとします。ドルが上がり始めたので、116円程までドルが上昇すると思い、ドル買いの注文を出したとします。しかし、この場合に予想に反してドルが大きく下がってしまった場合、大きな損失を出してしまいます。それを避けるために、上の図では114円に逆指値のドル売り注文を出しています。そうすることで、損失を限定することができたわけです。

上のような使い方は「ストップ・ロス」とも呼ばれます。ポジションを持っている場合に損失が大きくならないように、リスクを小さくするために使われます。

トレンドに乗る

外国為替相場には、ある方向にある程度動き出したら、しばらくその流れが続く傾向があります。その傾向のことを「トレンド」というのですが、逆指値をうまく利用すればトレンドに乗りやすくなります。

上の図では、1ドル=115円の段階では、上昇トレンドになるか下降トレンドになるかわかりません。もし為替相場が1ドル=116円まであがったら、「上昇トレンド」と判断します。その場合、「116円まで上がったらドル買い」という逆指値注文を出しておけばいいのです。

また、その逆のパターンとして、相場が1ドル=114円まで下降したら、下降トレンドに入ったと判断します。その場合も同様、「114円になったらドル売り」という逆指値注文を出しておけばいいのです。

一定の利益を確保する

逆指値注文は、ある程度の利益を確保するためにも使われます。

上の図では、ドル高に振れるであろうと予想し、1ドル=111円でドル買いをしました。予想通りにいき、1ドル=115円までドルが上がりました。

ここで、1ドル=113円で、逆指値の売り注文を出しておくと、もしドルが急落した場合でも2円の利益を得ることができるのです。