その魅力の内、大きなものは3つ。その3つの魅力についての解説です。
外国為替証拠金取引が大きく拡大した理由はどこにあるのでしょうか?
外国為替証拠金取引が誕生して以来、瞬く間に市場を拡大しました。なぜ大きく市場を拡大することができたのか、その魅力について下のようなことがあげられます。
FXの最大の魅力がこれです。大きな金額の取引をするのに、少ない資金でできることです。
FXでは、預け入れた資金は、取引では使われません。あくまでも「証拠金」という形で、担保として使われます。そのことで、預け入れた資金よりもずっと大きな金額を取引することができるのです。預け入れた証拠金の金額と実際の取引する額の倍率のことを『レバレッジ』といいますが、高レバレッジで取引をすると、それだけ証拠金に対し大きな損益が出ることになります。
外貨預金の場合、基本的には『仲値』と呼ばれる市場のレートを利用して取引をおこないます。ドルを買う場合は「TTS」と呼ばれるレート、ドルを売る場合は「TTB」と呼ばれるレートが使われるわけですが、TTSは仲値より1円円安、TTBは仲値より1円円高になっています。つまり、1ドルを買ってからすぐ売ると、2円分損するのです。
外貨預金のコストが1ドルあたり2円なのに対し、FXでは1ドルあたり無料〜10銭ほどです。売値と買値の間には約5銭ほどの差(このことをスプレッドといいます)がありますが、その分を換算しても、外貨預金より遙かに安いコストで取引をすることができます。
手数料が安いことで、小さい値動きであってもある程度の収益を上げることができるのです。
外国為替の市場は、取引所で取引をするわけではありません。インターバンク市場と呼ばれる世界中の銀行のネットワークの中で取引をおこないます。インターバンク市場では、世界中のどこかで24時間中取引がおこなわれているため、外貨取引は24時間いつでも好きな時に取引できるのです。
FXでは、取引業者が利用者にレートを提供するわけですが、そのレートはインターバンク市場のレートを元に提供されます。日本の株式市場は9:00〜15:00のため、なかなかサラリーマンの方などは利用しづらいのですが、FXであれば24時間いつでも好きな時に取引することができるのです。