IFD注文の特徴

順番のある2つの指値注文を出し、1つめの注文が約定すると2つめの注文が有効になるのが、IFD注文です。

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新規注文が成立したらもう1つの注文を組み合わせて出します。

IFD(イフダン)注文の基本

順番をつけた2つの注文をし、1つめが約定したら、自動的に2つめが有効になるのがIFD注文です。1つめが買いの場合は2つめは売り、その逆に1つめが売りの場合は2つめは買いになります。

注文は指値でも逆指値でもどちらでもおこなえます。

上の図では、「1ドル=105円のドル買い」と同時に「1ドル=110円のドル売り」を出したIFD注文です。最初の注文が約定すると、2つめのドル売り注文が自動的に出されます。1つめのドル買いが約定しない場合は2つめも出されません。

利益確定のためのIFD

相場が1ドル=105円前後で推移していたとします。この状態で1ドル=106円まで上がったら上昇トレンドが来たと判断したとします。上昇トレンドに乗って利益を取りにいく場合、1ドル=106円になったら指値で買い、108円で指値で売るというIFD注文を出します。

予想通りに相場が上がった場合は、108円で利益確定の売りがおこなわれます。また、上昇トレンドが来ず、106円まで上がらなかった場合は1つめの買いが約定しないため、2つめの売りは出されません。

「指値買い+指値売り」のIFD注文をすることで、一定の利益を確保することができます。

損失を限定するためのIFD

「指し値買い+逆指値売り」をすることで、あらかじめ損失を限定することができます。

上の図では、1ドル=106円になったら指値買い、105円になったら逆指値売りというIFD注文をしています。相場が1ドル=106円になったら買いが約定し、同時に1ドル=105円になったら売るという注文が有効になります。

上の様にすると、予想外の方向に相場が動いても、1ドル=105円の時点で売られるため、「損は1円で確定」されるわけです。

IFD注文の注意

利益確定のためのIFDオーダーをした場合、予想に反する方向に相場が動いた場合は、損切りは手動でおこなう必要があります。FXでは、利益を求めていくことも大切ですが、それ以上に「大きな損をしない」ということが大切になってきます。特に初心者はそのことが重要です。

常にパソコン画面の前にいられる方は別ですが、ほとんどの方はそれができないためにIFD注文をするわけです。その場合は損失を抑えるために使い、利益の確定を手動ですることをおすすめします。