FX初心者のための会社の選び方

取引を始めるにあたって、どの口座を選べばいいのでしょうか?

fx初心者のためのfxガイド

FX取引を始める方のための情報 初心者向けに会社を比較

どの会社を選ぶべきなのか、その指針と方向性について。

日本のFX業者は100社以上

現在、日本国内にはFX業者が100社以上あります。経験が豊富な人は5社〜10社の口座を開設し、その特徴にあわせて取引をするのが普通なのですが、これから始めようという方は何を基準に、どの会社を選べばよいのか分からないかもしれません。

そのため、初心者の方が業者を選ぶ際の手助けとなるよう、重視すべき3つのポイントを紹介します。

売買コストが低い

取引をするときにかかるコストは売買手数料とスプレッドの2つです。売買手数料は現在ほとんどの口座で無料なので、会社を選ぶ際には気にする必要はないでしょう。

各社かなり違いがあるのが「スプレッド」です。スプレッドというのは、通貨の売値と買値との差をいうのですが、ドル/円のスプレッドは狭い場合で0.5銭、広い場合では5銭と差があります。10,000通貨単位の取引を10回したとすると、スプレッド0.5銭の会社ではコストが500円なのに対し、スプレッド5銭の会社では5,000円もかかることになります。

これから始めようという方には、ドル/円で0.5銭〜2銭ほどのスプレッドが狭い口座を選ぶようにしてください。

低レバレッジで取引ができる

FXの最大の特徴は「レバレッジ」です。レバレッジというのは手持ちの資金よりも大きい金額を動かすこといいます。例えば手持ち資金10万円を預けて、1ドル=100円で1万ドルの買い取引をすると、10万円を元手に100万円分のドルを買ったことになるので、レバレッジは10倍になります。

レバレッジを高くすれば高くするほど、小さな資金で大きな取引をおこなうことができるので大きく儲けることができます。しかしその反面、損したときの金額も大きくなります。ハイリスクハイリターンといえるでしょう。逆にレバレッジが低い場合は儲かる額は小さいものの、損するリスクも小さいといえます。

初心者の方には、為替の動きをつかんだりレバレッジによる自己資金の増減の感覚などをつかむために、最初のうちは低いレバレッジで取引できる口座を選ぶことをおすすめします。

信託保全されているかどうか

『信託保全』とは業者が自社の資産と顧客の資産を分けて管理し、顧客からの預かり資産を信託銀行で別に管理することを言います。万が一業者が破綻してしまった場合でも、預かり資産は守られ、外部弁護士を通して返還されます。

現在、法律によって『分別管理』は義務づけられています。分別管理とは自社の資金と顧客の資産を別々に管理することで、分別管理が義務づけられる前は顧客の資産を運用して失敗するなどのトラブルが多く発生していました。分別管理が義務づけられてからはそのようなトラブルはなくなりましたが、それでも業者が倒産した場合などは、同じ会社内で管理されていた資産は全て差し押さえ対象になってしまいます。

そのため、倒産などの万が一の事態でも顧客からの預かり資産が守られるよう、預かり資産を外部の信託銀行に管理してもらう「信託保全」をおこなっている業者が増えているのです。

万が一の場合でも安心な「信託保全」がされている業者を選ぶことが大事なのです。