外国為替証拠金取引と株式投資との最大の違いは、取引時間の違いかもしれません。
株は平日の昼間しか取引ができませんがFXは24時間取引可能です。
FXと株式投資の一番の違いは、取引時間の違いです。FXでは、24時間中いつでも取引が可能ですが、株式市場は9:00〜15:00が取引時間です。昼間しか市場が開いていないため、サラリーマンなどの勤め人はデイトレードなどのアクティブな取引は難しくなります。
しかし、FXであれば24時間中いつでも取引することができます。さらに日本の夕方〜夜は24時間の中でも最も取引が活発になる時間です。その時間は一番いい時間帯なのです。
また、FXでは少ない資金で大きな金額の取引ができるという違いがあります。株式投資であっても信用取引という形で、自分の持っている金額以上の株式を購入(または売却)することができますが、その場合でも3倍までです。FXであれば、自分の持っている資金の何十倍という取引もおこなうことができます。もちろんその分リスクが高くなるということも理解してください。
株式市場の変動性は、外国為替市場の変動性よりも高いです。1年で株価が2倍、3倍になる銘柄がありますが、為替レートが2倍、3倍になることはまずありません。1ドル=120円だったものが1年後に1ドル=60円になる、ということはまずあり得ないと言っていいでしょう。そういった意味のリスクの取りやすさは、FXの方があるかもしれません。投資初心者が始めやすいという理由もここにあるのかもしれません。
東京証券取引所の1日の取引高は約2兆円ほどです。それに対し、外国為替市場の1日あたりの取引高は1兆9000億ドルで、日本円に直すと約200兆円ほどになります。取引高を比べると外国為替市場の圧勝です。また、日本の株式市場ではストップ高、ストップ安というシステムがあるため、何らかの大きなニュースがあったりすると売りたくても売れない、買いたくても買えない、ということがあります。最近ではリーマンブラザーズショックの時がそうでした。それに対し、外国為替市場ではストップ安・ストップ高はありません。もちろん大きなニュースがあったときなどは値動きが激しくなりますが、取引できないということにはならないのです。