OCO注文とは?

OCOでは一度に二つの注文を出し、片方が約定したらもう一方はキャンセルされます。損失を限定したい初心者におすすめ。

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OCO注文は、円安、円高どちらに振れても対応できる注文方法です。

OCO注文の基本

OCO注文は、一度に2つのオーダーを出し、どちらか一方が約定したらもう一方は自動的に取り消されるという注文方法です。

注文は、指値でも逆指値でも出すことができます。また、新規のオーダーだけではなく、既に持っているポジションに対してもOCO注文を出すことができます。利益の確定と損失の限定を同時にできるため、大きな損失を出したくないFX初心者や忙しくてパソコンの前にいられない方などにおすすめです。

新規の場合のOCO

上の表では、上昇トレンドに乗り、1ドル=105円で買いという注文を出しました。OCOでは、買いと同時に2つの売り注文を出すことができます。1つは「107円になったら売り」という利益確定の指値、もう1つは「103円になったら売り」という損失限定の逆指値注文です。

上のチャートのケースでは、予想通りに107円まで上がったら2円の利益、逆に103円まで下がってしまったら2円の損失ということになります。

既にポジションを持っている場合のOCO

OCO注文は、既にポジションを持っている場合でも、オーダーを出すことができます。

上の表は、1ドル=100円で買ったものが現在105円まで上昇した場合のチャートです。現在上昇トレンドに乗っていて、1ドル110円くらいまで上がるだろうと予想しています。そのため、1ドル110円で利益確定の売りを出しました。しかし、突然トレンドが変わって円高ドル安に振れることも考えておかないといけません。そのため、1ドル=104円での逆指値のロスカット注文を出しました。

上のケースでは、既に5円の利益を得ています。しかし、もう少し様子を見て、さらに円安に進んだ場合にはさらに大きな利益を、逆に円高に進んだとしても4円の利益を得ることができます。