円とドルなどのように、異なる二つの通貨を両替することを『外国為替取引』といいます。
ドルやユーロ、ポンドなど、異なる通貨を両替することを外国為替取引といいます。
日本で使われるお金は円です。同様に、外国では、それぞれの国でそれぞれの通貨が使われています。アメリカではドル、イギリスではポンド、西ヨーロッパの多くではユーロというようにです。
アメリカに旅行に行ったとしましょう。当然、日本のお金のままでは買い物はできません。そのため、銀行などでドルに両替しないといけません。また、旅行が終わったら余ったドルは日本で使えないので、それをまた円に両替しないといけません。
上のように、二つの通貨を交換することを「外国為替取引」といい、その交換レートを決める市場を「外国為替市場」といいます。
外国為替取引は、旅行の時だけではなく、様々な場面でおこなわれます。海外との貿易で得た通貨を円に交換したり、海外から輸入する際にドルで支払ったり、さらには外国の高金利をねらって外貨で預金をしたりといった場合です。そのために、外国為替市場は1日24時間、いつでも取引ができるようになっているのです。
外国為替市場というのは常に動いています。通貨の価値が上がったり下がったりを際限なく繰り返すのです。そして、その為替の流れを読み、円やドルなどの売買をすることで利益を出していくのがFXという取引なのです。
円高、円安の基本は学校でも習いますが、実はよくわからない、という初心者の方は結構多いです。円高、円安という言葉は、円の価値が上がったか、下がったかを表す言葉です。
例えば100円のジュースが150円になったらジュースは値上がりした、つまりジュースの価値が上がったということになります。それと同様1ドル(1ドルという物だと考えてください)が100円から150円になったらドルの価値が上がったということになります。ドルが上がると相対的に円が下がったということになるので、この場合はドル高円安となるのです。
今まで1ドルを買うのに100円で済んだのに、150円必要になってしまった。つまり、価値が下がってしまった=円安、ということです。